ミスターオリーブのベジタブルタンニンなめしレザー




ベジタブルタンニンなめしの革は、昔ながらの革本来の風合い、使い込むほどに楽しめるアジ(経年変化)、これに尽きます。これらはベジタブルタンニンなめしの革でしか得られません。

なめしとは、腐敗しやすい動物の皮にある脂やたんぱく質を除き、コラーゲン繊維を残すために行なうもので、具体的にはなめし液を浸透させ、製品に使われる”革”へと変化させる作業。なめしには大きくはタンニンなめしと、クロムなめしがあり、その差は天然か化学素材。さらにタンニンなめし(自然素材)とクロムなめし(化学素材)では、タンニンなめしの方が皮の中まで浸透させるにの手間と時間がかかります。

さて、ミスターオリーブのこだわり。そんな手間ひまかけた最上級タンニンなめしの革。すでに高いポテンシャルを兼ね備えているベジタブルタンニンなめし革。にもかかわらずウォッシュ加工を加えるという無謀!作った職人さん「折角なめしたのに洗っちゃうんか!」 そして完成したのが御覧の通りのしわ感のある製品。無謀は、最高のクウォリティーと他にはないオリジナリティーという新旧の融合から生まれた新しい文化。受け継がれているホンモノのものづくりをしっかりと基礎におきながら、そこから新しいチャレンジをすること。それがミスターオリーブのこだわりの核心であり革新。

おしゃれさん、かつ、モノを長くお使いになりたい人へおすすめです。



なめし

動物の皮は一般にそのままだと固くなったり腐敗してしまったりします。これらを防いだり皮を柔らかくして耐久性や可塑性を加え皮革として利用出来るようにするために必要な作業がなめしです。なめし加工を施すことにより、単に動物の皮膚だった”皮”から製品に使われる”革”へと変化します。なめしの工程数は非常に多く、たとえば腐敗しやすい動物の脂やたんぱく質を除きコラーゲン繊維を残したり、柔らかくするために主に合成の脂を再度入れる加脂作業などがあります。

なめしは元来植物由来のタンニンなめし剤を使ったタンニンなめしでしたが、現在では化学薬品で処理されることが多く、主にはクロムなめし剤(塩基性硫酸クロム)が使用されています。なめし剤を皮に浸透させることでコラーゲン繊維と結合し、耐熱性(40〜100℃)、耐久性、防腐性等が与えられます。最近ではタンニンなめし剤とクロムなめし剤などの金属化合物を組み合わせたコンビネーションなめしという方法も用いられてきています。比較的安価なクロムなめしが主流だったが、昨今の環境問題からタンニンなめしが見直されています。

タンニンなめし

切り口(コバ)が茶褐色、型崩れしにくく丈夫、染色しやすい(染料の吸収がよい)、吸湿性に富む、使い込むほど艶や馴染みがでる、などの特徴があります。反面、タンニンでなめす場合、タンニンを革の中心部分に浸透させるために、タンニン濃度を徐々に上げる必要がある(濃度が高いと表面にだけタンニンが結合し、後で浸透しなくなる)。よって工程数が多くなり、30以上の工程を踏まえる必要があり高コストになります。よく皮革製品で「飴色になる」と表現されますが、それはこのタンニンなめしの艶と馴染みによるものです。このような経年変化のアジを求める高級靴や、鞄などでベジタブルタンニンレザーが使われています。

クロムなめし

切り口が青白色、伸縮性が良い、柔軟でソフト、吸水性が低く水をはじきやすい、比較的熱に強い、耐久力があるなどの特徴があります。また、タンニンなめしに比べて工程が少なくコストを抑えられます。しかしなめし工程上で使うクロムには、化学反応を起こすと人体に有害といわれる6価クロムが発生する場合があります。また焼却すると有害ガスが発生する場合もあるので処分の際は注意が必要なことなどの問題もあるようです。

以上 Wikipedia より



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