ANOTHER HEAVEN(アナザヘブン) デザイナーKOMY(コミー)について


KOMYの作品(シルクスクリーン
デザイナー:KOMY(コミー)
 1970年生まれ、東京出身。1999年から本格的にアーティスト活動を始動。アメリカ最大のライブバンドPHISHとの出会いでバンドTを手掛けたことで有名。でも何故そんなにPHISHとのバンドTが重要なのか。それはPHISHというバンドの偉大さを知れば見えてくる。



バンド:PHISH(フィッシュ)
 1983年に結成したPHISH。彼らはインターネットによるいわゆる口コミで広がる(いわゆる企業広告なるものを一切断ってきた経緯がある)。そういった口コミを背景にした強力なファン(フィッシュ・ヘッズとも呼ばれる)のつながりのおかげで、PHISHの音楽ビジネスは、CDだけでなくグッズも含めた総合的で独自のスタイルを作り上げる。また、海賊版を撲滅するためのライブでの録音自由という制度(グレイトフル・デッドが先駆者)により、録音テープを無料で交換するシステムができあがってゆく。そんなフィッシュ・ヘッズのライブへのリピート率は驚異的だった。
 しかしこれらは、ひとつとして同じライブはしないというPHISH独特のこだわりに基因する。毎回の演目はもちろん、曲のアレンジまで変え、それが4時間にも及ぶ演奏、ライティングのすばらしさ、パンフやチラシやTシャツのハイクオリティーなデザインなどなど…。 フィッシュ・ヘッズの期待に応え続けたPHISHだからこそ、2004年解散ライブでは11万人もの参加希望者が!それはアメリカで千以上の映画館で生中継された。

 これ程にこだわり続けたPHISH。真のアーティストである彼らが、バンドTのアートワークをKOMYに依頼したということとは…。 ちなみにPHISHのリリースしたTシャツのグラフィックを2004年の最後のライブまですべて担当したのだ。 最後にKOMYのインタビュー記事を載せますね。

「彼ら(PHISH)を尊敬できるのは、学生時代からスタートしたバンドで、音楽レーベル、テレビ、広告媒体など何も使わずに、ファンの支えだけであそこまで大きくなったこと。真剣に自分のフィロソフィを持って生きていくことが無駄に思えてしまう世の中、それって夢のあることじゃないですか。僕らも彼らのように下の世代に対して、夢を持ってもらえる生きかたしたいし、そのつもりで突き進んでます」

FREE & EASY 2004.12.より。




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