Eagle of Independence 7 hole boots by Mr.Olive

第一弾が入荷しました。実物を目の前に興奮気味です。ぜひお店に確かめに来て下さい!


つま先から甲にかけてよったシワがたまりません。ベジタブルタンニンなめしの革がすでにアジを宿しています。


一枚革で仕上げたかかと部分。ほとんどのブーツは両側の革をセンターで縫い合わせますが、イーグルオブインディペンデンスは敢えて製作の手間がかかる一枚革でしあげています。一枚革はかかとの馴染み具合がが格段に違います。長く履く事への配慮です。


ワイズはD。土踏まず付近のフィット感がよく、以降指先にかけて広く指先が自由な感覚です。つまり使用中ずれにくくしかも踏ん張りが利くことで長時間はいても疲れにくいというわけです。アメリカンワークブーツは元々ハードな環境で長時間の着用を想定したもので、そんなアメリカのワークブーツのラストを基本としています。インサイドの方は比較的まっすぐでアウトサイドに大きく丸みがあるディテールがそれらを物語っています。


基本的にマッケイ製法ですが、クッション材となるコルクをサンドしているオリジナル製法。これはグッドイヤーウェルト製法のよい部分を適用させています。それはクッション性の向上と履くほどにコルクが自分だけの足型になっていくフィット性を狙っています。またそのコルクによりアウトソール(靴底)が球面状になることで歩きやすさも確保しています。アウトソールにはすべりにくいコルクが混ざったラバーソールを採用しています。さらにこのブーツはマッケイ製法にもかかわらず、職人さんの手縫いなのでソール張替え修理が可能!かかとのみの取替えは約4000円、ソール張替えは9000円というアフターサービスも整えました。安心して長く履いて下さい。


ベロのサイドに刻印されたストックナンバー。



なめし

動物の皮は一般にそのままだと固くなったり腐敗してしまったりします。これらを防いだり皮を柔らかくして耐久性や可塑性を加え皮革として利用出来るようにするために必要な作業がなめしです。なめし加工を施すことにより、単に動物の皮膚だった”皮”から製品に使われる”革”へと変化します。なめしの工程数は非常に多く、たとえば腐敗しやすい動物の脂やたんぱく質を除きコラーゲン繊維を残したり、柔らかくするために主に合成の脂を再度入れる加脂作業などがあります。

なめしは元来植物由来のタンニンなめし剤を使ったタンニンなめしでしたが、現在では化学薬品で処理されることが多く、主にはクロムなめし剤(塩基性硫酸クロム)が使用されています。なめし剤を皮に浸透させることでコラーゲン繊維と結合し、耐熱性(40〜100℃)、耐久性、防腐性等が与えられます。最近ではタンニンなめし剤とクロムなめし剤などの金属化合物を組み合わせたコンビネーションなめしという方法も用いられてきています。比較的安価なクロムなめしが主流だったが、昨今の環境問題からタンニンなめしが見直されています。

タンニンなめし

切り口(コバ)が茶褐色、型崩れしにくく丈夫、染色しやすい(染料の吸収がよい)、吸湿性に富む、使い込むほど艶や馴染みがでる、などの特徴があります。反面、タンニンでなめす場合、タンニンを革の中心部分に浸透させるために、タンニン濃度を徐々に上げる必要がある(濃度が高いと表面にだけタンニンが結合し、後で浸透しなくなる)。よって工程数が多くなり、30以上の工程を踏まえる必要があり高コストになります。よく皮革製品で「飴色になる」と表現されますが、それはこのタンニンなめしの艶と馴染みによるものです。このような経年変化のアジを求める高級靴や、鞄などでベジタブルタンニンレザーが使われています。

クロムなめし

切り口が青白色、伸縮性が良い、柔軟でソフト、吸水性が低く水をはじきやすい、比較的熱に強い、耐久力があるなどの特徴があります。また、タンニンなめしに比べて工程が少なくコストを抑えられます。しかしなめし工程上で使うクロムには、化学反応を起こすと人体に有害といわれる6価クロムが発生する場合があります。また焼却すると有害ガスが発生する場合もあるので処分の際は注意が必要なことなどの問題もあるようです。

以上 Wikipedia より


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